電子書籍あり 深海の科学―地球最後のフロンティア 未知なる世界である深海を、科学の目でとらえていく 地学・天文学 ★★★★★★★ 入門 初級 中級 上級 書籍を購入する 他のネット書店で購入する 著者名 瀧澤美奈子 ISBN 978-4-86064-191-7 ページ数 240ページ 判型 A5判 並製 価格 定価1,870円(本体1,700円+税10%) 発売日 2008年05月22日発売 目次 目次を見る この書籍に関するお問い合わせはこちら 内容紹介 人類史上、とても近くて遠い存在である深海。「深海」という言葉には明確な定義はありませんが、生物学者はほとんど光の届かなくなる200m以深をそう呼んでいます。そうなると、地球上の7割を占める海の9割が深海と言えるのです。「しんかい6500」に搭乗した経験のある著者が、生物学、物理学、化学、地学の垣根を越えて、深海の科学を語ります。… もっと見る 著者コメント (「はじめに」より) …水深1260メートルの海底で、「しんかい6500」のスポットライトの前に浮かび上がったのは、地上とはまるでつながりのない、バラエティーに富んだ無数の動物たちが、生き生きと泳ぐ姿だった。私は圧倒され、慣れ親しんだ地球を離れた、どこか遠くの星の繁栄を見ているような気持ちがした。海は宇宙を内包している。… …私はどうにかして、水中で感じた興奮と畏敬の念を一人でも多くの人に伝えられないかと思い続けてきた。人々と海とのつながりや、深海に科学的好奇心を掻き立 てられ、未知の世界に挑戦した研究者たちの姿を捉えることができないだろうか。それと同時に、海が湛える自然美を、精緻に描くことはできないだろうか。たとえば、海の近くを訪れる人が旅行カバンの中にしのばせて休暇を楽しめるような科学読み物ができないだろうか。 そして、多くの方々のご協力をいただき、この本が完成した。本書は海の基礎的な科学を解説しながら、ところどころに研究者たちにインタビューした内容をはさんでいる。深海という若々しい科学に挑戦する研究者の方々はみな情熱的で、素晴らしい体験を語ってくれた。…… もっと見る 瀧澤美奈子(たきざわ みなこ) 科学ジャーナリスト。社会の未来と関係の深い様々な科学について、著作活動等を行う。 2005年4月、有人潜水調査船「しんかn6500」に乗船。 著作に『深海の化学』(ベレ出版)、『日本の深海』(講談社ブルーバックス)、『地球温暖化後の社会』(文春新書)、『アストロバイオロジーとは何か』(ソフトバンク)、『身近な疑問がスッキリわかる理系の知識』(青春出版社)など。 内閣府審議会委員。文部科学省科学技術学術審議会臨時委員。慶應義塾大学大学院非常勤講師。日本科学技術ジャーナリスト会議副会長。※この情報は 2019.07.10 時点のものです。