電子書籍あり パラダイムでたどる科学の歴史 「科学」はどのようにして生まれ、どのようにして発展してきたのか。パラダイムを読むと、全体像が見えてくる。 物理 地学・天文学 ★★★★★★★ 入門 初級 中級 上級 書籍を購入する ※品切れ(再入荷通知サービスが利用できます) 他のネット書店で購入する 著者名 中山茂 ISBN 978-4-86064-279-2 ページ数 304ページ 判型 四六判 並製 価格 定価1,760円(本体1,600円+税10%) 発売日 2011年06月23日発売 立ち読み PDFファイル(300KB) 目次 PDFファイル(233KB) この書籍に関するお問い合わせはこちら 内容紹介 本書はいわゆる科学の通史ではなく、「パラダイム史」というべき方法で科学の歴史をたどります。「パラダイム」とは、アリストテレスやニュートン、アインシュタインなどがそれぞれの時代に創り上げたような、「一定の期間、科学上の問い方と答え方のお手本を与えるような古典的な業績」ということで、「通常科学」がその上に成り立ちます。年表的な見方とは違った方法で科学史を捉えていきます。… もっと見る 著者コメント (「あとがき」より) 私は学生向け教科書のような啓蒙的歴史叙述法を外して、ベレ出版が読者対象とした、社会人を読者層に想定して語った。それで正式な著述ではなかなか書けない「物理帝国主義」のような学界俗語も平気で使えたのは良かった、と思っている。学問的禁欲を守って、みだりな方言、暴言をすまいと心しているが、この口述筆記の経験は、それを超えてしゃべる勇気を私に与えてくれた。おかげでかねがね胸に詰まっている大言壮語の一部を出せたが、そのそしりを免れ得ないのは、覚悟している。実際には天文学史のような慣れた部分は、自分でも至極オーソドックスな話し方になったが、生物学史のように書いた経験もほとんどない分野では、かなり型破りのことをしでかした、それが何らかの知的刺激になれば、分に過ぎた報いだと思っている。… もっと見る 中山茂(なかやま しげる) 1928年兵庫県生まれ。 1951年東京大学理学部天文学科卒業。 1959年ハーバード大学より博士号を得る。 現在、神奈川大学名誉教授。 著書 『歴史としての学問』(中央公論社) 『宇宙の果てに何があるか』(ごま書房) 『天の科学史』(朝日選書) 『科学史入門』(東大出版会) 『近世日本の科学思想』(講談社学術文庫) 『科学技術の戦後史』(岩波新書) 他 訳書 トマス・クーン『科学革命の構造』(みすず書房) 他※この情報は 2011.06.23 時点のものです。