電子書籍あり 身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考えてみた 身近すぎる地質学! 地学・天文学 ★★★★★★★ 入門 初級 中級 上級 書籍を購入する 他のネット書店で購入する 著者名 渡邉克晃 ISBN 978-4-86064-707-0 ページ数 264ページ 判型 A5判 並製 価格 定価2,420円(本体2,200円+税10%) 発売日 2022年11月18日発売 立ち読み PDFファイル(5MB) 目次 PDFファイル(324KB) この書籍に関するお問い合わせはこちら 内容紹介 「地質学」と聞いて、どんなイメージを浮かべますか? 長い時間をかけて堆積した地層、ダイナミックに沈み込むプレート、大量絶滅をもたらすような火山噴火……。そんな壮大なイメージをもっているかもしれません。 しかし、地質学は私たちの身近にあふれています。鉄やアスファルト、セメント、ガラスなどの建材や、文房具や食器、化粧品などの日用品のうらにも地質学の話題がいっぱい。また、街なかで見かけるさまざまな石や岩、自然が生み出す美しい景色や宝石、豊かな恵みをもたらす土壌、社会を支える鉱物やエネルギーなど、地質学のテーマは多岐にわたります。 本書は、身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考える一冊。わかりやすい解説と、豊富な写真や図で、読者のみなさんを面白くて奥深い地質学の世界へ招待します。… もっと見る 著者コメント (「はじめに」より) 「地質学」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか? 長い時間をかけて堆積した地層、ダイナミックに沈み込むプレート、大量絶滅をもたらすような火山噴火……。そんな壮大なイメージばかりが思い浮かぶかもしれません。 しかし、 「地質学」は私たちの身のまわりにもあふれています。何気なく街を歩いていても、家の中で過ごしていても、学校で歴史の授業を受けていても、その背景にはたくさんの「地質学」が隠れているのです。 そして、地質学の扉をほんの少し開くだけで、普段見慣れているはずの世の中がまったく違って見えてくるのです。 地質学は、世の中を理解するためのひとつのツール。他の学問にもいえることですが、知っているのといないとでは、自ずと見える世界も変わってきます。 さて、本書で紹介している身のまわりの地質学とは、例えばこんな内容です。 ・ガードレールや自動車など、 街にあふれる大量の鉄はどこから来たの? ・アスファルトの起源は2億年前のプランクトン ・砂と落ち葉を混ぜても土にならないのはなぜ? ・真珠が虹色に輝くのは、 極薄サイズの結晶が積み重なっているから ・意外と多い、 岩を食べる植物たち ・化粧品には粘土鉱物が欠かせない ・お城の石垣に使われている石はどんな石? ・黒々とした肥沃な畑は火山の恵み ・石焼き芋は、 なぜ石を使って焼くの? ・珪藻土バスマットの「珪藻土」ってどんなもの? ・「黄金の国ジパング」 は今も健在だった ざっと項目を眺めただけでも、何だか身近に感じませんか? 本書はタイトルの通り、身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考える一冊です。 「地質学」というお堅いキーワードに、思わず本を閉じそうになった人も、ここまでの話で「意外と面白いかも」と思ってくれた人も、肩肘はらずに、ぜひリラックスして読んでみてください。 この本は、理科とか科学とかいう言葉を聞いただけで「ああ、もうダメ。苦手」となってしまう人にこそ読んでもらいたい、そんな想いで書き上げました。一通り読み終えた後には、いつの間にか地質学の目で世の中を見ている、新しい自分に気づくことでしょう。 それでは一緒に、面白くて奥深い地質学の扉を開いてみましょう。… もっと見る 渡邉克晃(わたなべ かつあき) サイエンスコミュニケーター。地質・鉱物写真家。 1980年三重県生まれ。 広島大学にて博士(理学)の学位を取得後、 物質・材料研究機構(NIMS)ポスドク研究員、東京大学地球生命圏科学グループ特任研究員、原子力規制庁技術基盤グループ技術研究調査官を経て、2020年よりフリーランス。 著書に『美しすぎる地学事典』(秀和システム)、『もしも、地球からアレがなくなったら?』(文友舎)、『地学博士も驚いた!ヤバい「地球図鑑」』(青春出版社)、『ふしぎな鉱物図鑑』(ビジュアルだいわ文庫)がある。※この情報は 2022.11.18 時点のものです。