売れてます電子書籍あり 中学校で習う歴史が教えられるほどよくわかる 暗記するだけではわからなかった歴史の「モヤモヤ」をスッキリ解決! 日本史 世界史 ★★★★★★★ 入門 初級 中級 上級 書籍を購入する 他のネット書店で購入する 著者名 切替一薫 ISBN 978-4-86064-734-6 ページ数 304ページ 判型 A5判 並製 価格 定価1,760円(本体1,600円+税10%) 発売日 2023年08月07日発売 立ち読み PDFファイル(2MB) 目次 PDFファイル(515KB) この書籍に関するお問い合わせはこちら 正誤表 内容紹介 「暗記が苦手」「教科書を読んでもよくわからない」「歴史をきちんと理解したい」という方におススメの歴史学習書です。中学校で習うレベルの歴史(じつは教養として必要十分な知識が詰まっている)を、他人に教えられるくらいに理解しながら学ぶことができます。 本書では、単に事実や用語を羅列するのではなく、教科書に書かれていないような、ちょっと深掘りした内容も盛り込むことによって、「なぜ」「どうして」という因果関係がしっかりわかるように解説していきます。 例えば、「なぜ平将門は乱を起こしたのか」「ソ連はなぜキューバにミサイルを設置したのか」など、教科書では結論しか触れられていない部分の「つながり」にも焦点を当てて、丁寧に説明しています。 本書で学習すれば、教科書でいまひとつよく理解できなかったところも、「なるほどそういうことだったのか!」と、これまで暗記するだけだった歴史のモヤモヤした部分が解消されていくでしょう。やさしい語り口で、歴史の影響や現在とのつながりについても触れられているので、歴史が苦手な方や中高生でも興味をもって読み進むことができる「かゆい所に手が届く」歴史学習書です。 … もっと見る 著者コメント (「はじめに」より) あなたは歴史が好きですか? 私は嫌いでした。 この本を手に取って下さった方は、きっと私のことをもともと歴史が好きだった先生だと思っていることでしょう。でも実はガチガチの理系です。むしろ歴史が一番苦手で、全くできませんでした。 小学生の時は、歴史の入門書として有名な歴史まんがも読んでいました。しかし当時の私は、目まぐるしく変わる主人公に混乱し、この時代にはこんなことがあったらしい、という曖昧な知識しか身につきませんでした。用語や人の名前も覚えていないので、小学校のテストでも全然点が取れず、返されたテストをこっそり捨てていたことも。 中学生になると定期テストがあるため、単語カードを作り、一問一答の問題集を繰り返し、闇雲に問題集を解きまくっていました。全部覚えられたらそのページを食べるという、わけのわからない儀式まで行っていました。全部覚えるまでトイレを出ないとか、100 回書くとか、睡眠学習とか、おまじないのような勉強法もやってきました。それでも全く覚えられず、定期テストではずーっと 30 点台。40 点以上は1回取ったことがあるかないか、ぐらいだったのです。 そんな私が歴史に興味を持って勉強し出したのは、社会人になってからです。そのため私が勉強した歴史は、教科書由来でも、受験のテキスト由来でもありません。完全に趣味の領域から身につけた歴史でした。しかしそんな歴史の知識を、塾で教えていた子どもたちは「面白い!」と言ってくれ、保護者の方々にも「小さい頃に、先生の授業を受けたかった。」と仰ってくださいました。でも当時の私は理系担当で、受験に通用する知識は持ち合わせていません。それでも子どもたちが「先生に社会を教えてもらいたい」と言ってくれるようになったので、私も子どもの要望に応える形で勉強するようになりました。こうして私は、社会人になってからあらためて教科書を手に取り、学校で習う社会科が楽しくなるように学び直していったのです。 そのような経緯から社会科を教えるに至ったため、現在も私は点を取るための社会科は教えていません。得点や入試のためだけの勉強を廃し、子どもたちの興味に基づいた授業をしています。そのため授業の9割は教科書にも出てこない雑談ばかりなのですが、テストの点は上がっていくのです。これは、一見無駄ばかりの授業でも、興味を持つと勝手に勉強してくれるので、結果的に点数が取れるようになってしまうからなんですね。 この本を執筆するにあたり、実際に子どもたちの疑問や興味を持っていた部分を参考にしました。特に、なぜその歴史が大切なのか、どうして覚えなければならないのか、は重視しています。そしてその歴史が現代に及ぼしている影響についても、意識的につなげるようにしています。こうすることで、遠い昔の話ではなく、身近なところでのつながりも意識できるので、子どもが興味を持ちやすくなるのです。そのため、学び直しで手に取って下さった方は、小中学校で暗記してきた歴史のもやもやした部分が解消されていくでしょう。 また、私自身、暗記する歴史が大嫌いでした。そのため、この本でも暗記することに全く重点を置いておらず、考えてほしいところに重点を置いて執筆しています。例えば、教科書では、なぜ小野妹子が突然登場してくるのか、なぜ薩長同盟は薩摩と長州でなければならなかったのか、どうして初代内閣総理大臣が伊藤博文だったのかといった、教科書では結論しか触れられていない部分の「つながり」に焦点を当てています。テストや受験勉強のためにこの本を使おうと思っている方は、これら疑問の持ち方を「学び方の視点」として参考にしていただければ幸いです。そして、最後まで読んでいただければ、「歴史を学ぶ本当の意味」について、自分なりの考えを持ち、暗記しない歴史はとても自由で楽しいものだと感じていただけることでしょう。この本を手に取って下さった方々が「歴史って、暗記科目じゃなかったんだ」と感じてくれることを願っています。… もっと見る 切替一薫(きりかえ かずまさ) 千葉県出身。大手進学塾で10年間勤務し、生徒の指導においては合格実績、成績上昇率で常にトップを誇り、2013年に独立。2015年に(株)学習法指導塾PHIを設立し、勉強させない独自の教育手法で、受験や科目、学年の枠を廃した授業や保護者向けの子育てアドバイスをはじめ、Youtube、セミナー活動、高校や大学での指導、動物介在教育、塾や学校の先生に対する指導法のコンサルティング業務などの教育業に携わる。※この情報は 2023.08.02 時点のものです。