高校生からわかる統計解析 データ分析を行なうために必要な「統計解析」の本質を理解する 数学 ★★★★★★★ 入門 初級 中級 上級 書籍を購入する 他のネット書店で購入する 著者名 涌井良幸 ISBN 978-4-86064-694-3 ページ数 352ページ 判型 A5判 並製 価格 定価2,420円(本体2,200円+税10%) 発売日 2022年06月14日発売 立ち読み PDFファイル(3MB) 目次 PDFファイル(347KB) この書籍に関するお問い合わせはこちら 正誤表 内容紹介 いまや、生活や仕事、研究で扱うデータだけでなく、見るもの聞くもの、世の中にあるあらゆるデータが統計学の対象となっています。そこから豊かな知見を取り出せるか否かは研究機関や企業はもとより我々個々人の死活問題になっています。「数学という道具を上手に使って、入手したデータから有意義な情報を絞り出す理論」が統計学であるのなら、その「統計学を使って実際にデータの分析を行なえるようにする」のが統計解析です。 本書は、いまや古典的統計学と呼ばれるようになったフィッシャー、ネイマン、ピアソンらが確立した推測統計学と、現代主流になりつつあるベイズ統計学、それに、よく使われている多変量解析をメインとした入門書です。… もっと見る 著者コメント (「はじめに」より) ひと昔前までは、統計学は極めてマイナーで一部の人々のみが活用していた数学でした。しかし、コンピュータが発達し情報化時代を迎えると、統計学に対する需要は大いに高まりました。いろいろなデータが社会に止めどもなくあふれ出すとともに、それを料理できる高性能なコンピュータが普及したわけですから、これは必然的な流れです。 生活や仕事、研究で扱うデータだけでなく、見るもの聞くもの、世の中にあるあらゆるものが統計学の対象となっています。そこから豊かな知見を取り出せるか否かは、研究機関や企業はもとより、我々個々人の死活問題になっています。もはや、統計学は理系、文系を問わず、現代を生きる我々の必須教養なのです。 統計学を使って実際にデータを分析するのが統計解析ですが、そのためには、まずは、統計学の基本原理の把握が必要です。これさえしっかりしていれば、統計解析の専門の世界にもそれほど抵抗なく入っていけるようになります。 幸いなことに、統計学の理論そのものは初歩的な数学を使ったきわめてシンプルなものです。したがって、統計学の基本原理を理解するのはそれほどむずかしいことではありません。しかし、統計学の多くの専門書は数学としての厳密さを期すためか、きわめてむずかしく書かれているものがほとんどです。これでは、統計学を学びたいと思っても、ハードルが高すぎます。まずは、本書で「統計学の基本原理」と「統計学の使い方」をひと通り理解してください。本書はそのための入門書です。 最後になりますが、本書の企画段階から最後までご指導くださったベレ出版の坂東一郎氏、編集工房シラクサの畑中隆氏の両氏に、この場をお借りして感謝の意を表わさせていただきます。… もっと見る 涌井良幸(わくい よしゆき) 1950年、東京生まれ。東京教育大学(現、筑波大学)理学部数学科を卒業後、教職に就く。現在はコンピュータを活用した教育法や統計学の研究を行なっている。 著書に『「数学」の公式・定理・決まりごとがまとめてわかる事典』『高校生からわかるフーリエ解析』『高校生からわかるベクトル解析』『高校生からわかる複素解析』『高校生からわかる統計解析』(以上、ベレ出版)、『統計学図鑑』『身につくベイズ統計学』(以上、技術評論社)、『統計力クイズ』(実務教育出版)、『道具としてのベイズ統計』『Excelでスッキリわかるベイズ統計入門』(以上、日本実業出版社)などがある。 ※この情報は 2023.03.30 時点のものです。