電子書籍あり ノーベル化学賞に輝いた研究のすごいところをわかりやすく説明してみた これが知りたかった!すごいぞノーベル化学賞!! 化学 ★★★★★★★ 入門 初級 中級 上級 書籍を購入する 他のネット書店で購入する 著者名 山口悟 ISBN 978-4-86064-706-3 ページ数 252ページ 判型 A5判 並製 価格 定価2,090円(本体1,900円+税10%) 発売日 2022年10月20日発売 立ち読み PDFファイル(2MB) 目次 PDFファイル(115KB) この書籍に関するお問い合わせはこちら 正誤表 内容紹介 農業や医薬、電子・電気機器といった、さまざまな分野で、ノーベル化学賞に輝いた研究が利用され、私たちの暮らしを支えています。意外かもしれませんが、ノーベル化学賞は私たちにとても身近な存在なのです。 本書は、近年の日本人受賞者の研究を中心に取り上げ、ノーベル化学賞を受賞したさまざまな研究の内容や、どんなところが画期的な発見だったのかなどを、一歩ずつわかりやすく解説します。 「結局、なにがすごいの?」と疑問に感じている方から、「研究内容を詳しく知りたいけど、ニュースの解説だけでは物足りない」と思っている方まで、文系理系問わず、ノーベル化学賞の研究内容を詳しく知りたいと思うすべての方におくる一冊。… もっと見る 著者コメント (「はじめに」より) 毎年、秋になると、「今年は誰がノーベル賞を受賞するのか?」と話題になります。発表後、連日のようにニュースに取り上げられることもありますよね。ノーベル賞には、生理学・医学賞、物理学賞、文学賞など、いくつかのジャンルがあります。そのなかでも、本書では化学賞を取り扱います。 「ノーベル化学賞」と聞いて、どんなことが思い浮かぶでしょうか? 「世界トップレベルの研究者が受賞」「とっても偉大な発見」「その発見は、みんなの生活の役に立っている」「すごく大きなお金が動いている!」。そんな印象をおもちではないでしょうか? 学生時代、文系コースに進んだ方々も、とてもすごそうで面白そうな印象を受けると思います。しかし、ノーベル化学賞に輝いた研究を理解しようと思っても、「内容が難しすぎる……!」「理解するためには高校の化学、さらには中学校の理科まで戻らなきゃダメ……?」と思ってしまった人もいるかと思います。 ノーベル化学賞の研究はどれも非常に高度な内容なので、難しいのは当然のことです。じつは、化学を専門にしている理系の私でも、その内容をきちんと理解するには、かなりの時間を必要とします。化学と一口にいっても、分野はさまざまですからね。 ノーベル化学賞の研究内容は難しいけれど、その詳細を知っておきたい! けど、高校化学や中学校の理科までさかのぼって勉強している時間はない……! この本は、そんなふうに思っている方々に向けて書きました。ノーベル化学賞をとおして、化学の世界の考え方がどのようなものなのか、化学が生活にどう結びついているのかを知ってもらえたら幸いです。 さて、それでは本書の大まかな流れを紹介します。 Chapter 1では、現代に至る化学の歴史をざっくりと紹介しつつ、化学の基本的な事柄についてお話しします。化学の基本をまずは思い出したいという読者の方々は、Chapter 1を重点的に読んでみてください。 Chapter 2〜9が本書のメインです。ノーベル化学賞についてお話しします。ノーベル化学賞を受賞した革命的な発見を、一昔前のものから最近のものまで取り上げています。 なお、本書の説明をサポートしてくれるのは、ノーベル賞の生みの親であるアルフレッド・ノーベルをキャラクターにした「ノーベル先生」と、平和を願ったノーベルにちなみ、平和の象徴である白鳩の「ポッポー」です。 それでは、ノーベル化学賞をとおして化学を楽しんでください!… もっと見る 山口悟(やまぐち さとる) 1984 年、神奈川県生まれ。 製薬会社を経て、東京薬科大学薬学部に勤務。 博士(理学)。東京工業大学大学院にて取得。 薬剤師(北里大学薬学部卒業)。 著書に『身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた』(ベレ出版)がある。※この情報は 2022.10.20 時点のものです。