2024.08.26 社長コラム 国立国会図書館に行ってみた 残暑お見舞い申し上げます。ベレ出版はただいま採用活動真っ最中ということで、大変バタバタした状態で盛夏を迎えておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 盛夏とはまったく関係ない話題なのですが、先日、国立国会図書館を見学するという貴重な機会をいただきました。近所の公共図書館なら日常的に利用する方も多いと思いますが、国会図書館に行ったことがある方は、もしかすると多くはないかもしれません。 国会図書館は、満18歳以上の方なら誰でも利用可能です。(18歳未満の方は、代わりに「国際子ども図書館」が利用できます)身分を証明するものを持ってさえいれば、国籍や居住地も問いません。つまり、海外からの観光客も、パスポートを持っていけば利用できるそうです。ただし、本を館外に持ち出すことはできません。館内で閲覧し、必要ならコピーすることは可能です。また、そもそも来館しなくても、「遠隔複写サービス」という、コピーを郵送で送ってくれる便利なサービスもあったりします。 と、偉そうに説明しましたが、かく言う私も、国会図書館に行くのは、実は今回で2回目なのでした。知識としては知っていたものの、実際にお話を聞いたり、中を見せていただいて、その存在意義や歴史の重み、職員の方の熱意など、感じることが多々ありました。 国会図書館には、他では読めないような貴重な書籍・雑誌が数多く所蔵されています。逆に言えば、「国会図書館がなければ、この世から姿を消していたであろう本」を、国会図書館は守り続けています。また、破損・汚損した書籍は、職員の方が丁寧に修復しています。世の中はデジタル化が進み、書籍がデジタルデータとして保存しやすくなりましたが、データがあるからと言ってリアルな実物を易々と捨てるわけにはいきません。広大な書庫と、そこに収められた膨大な書籍からは、先人たちの創作活動や知的活動が集積された「圧」が感じられました。 と、ちょっとカッコつけて言ってみましたが、実際は幼少の頃のマンガ雑誌の実物を見て「うわー懐かしい!!」とキャッキャ騒いだりもしつつ、時には貴重な古い書籍を見て感心したりと、様々に楽しませていただきました。日常的に利用する図書館とは趣が異なりますが、機会があれば皆さんもぜひ一度、利用してみていただけたらと思います。私も、せっかくなので調べものをするときには積極的に行ってみよう!と思っています。