2024.10.21 社長コラム 本を買う楽しさ いざ、神保町ブックフェスティバル! 秋の恒例イベント、神保町ブックフェスティバル(以下、神保町BF)が10月26日(土)・27日(日)の2日間で開催されます。昨年に引き続き、ベレ出版も出店することになりました。神保町BFでは「本の得々市」と銘打ち、ほとんどの出版社ブースで謝恩価格本を販売しています。また、ベレ出版のブースでは、本をご購入いただくとノベルティがもらえるキャンペーンや「じゃんけんチャレンジ」といったお楽しみ企画もやっていますので、神保町にお越しの際にはぜひお立ち寄りください(よければベレー帽をかぶって)。 第32回 神保町ブックフェスティバルに参加します! コロナ禍で一時期、開催見合わせや規模縮小などもありましたが、昨年はコロナ前に近い形で開催され、大盛況となりました。出版業界関係者から「本が欲しい人はこれだけいるのに、どうして業界の売上は増えないんだろうねぇ(苦笑)」とビターな感想を聞くこともありました。神保町BFは、平時は定価販売されている本を割引価格で購入できる貴重な機会であり、さらに隣接する古書店街で「神田古本まつり」も開催されているので、たくさん本を買いたい方には絶好の機会です。といっても、来場される方の目的は必ずしも「本が安く買えるから」というだけでもないようです。サイン本や出版社限定グッズの販売などコアな読者向けの目玉企画を用意しているブースもあります。また、実際に来場されたお客様から聞いたところでは、書店で見かけない本との出会いや、聞いたことのない出版社を知れることを期待して来場される方も多くいらっしゃるようです。 自分がお客さんの立場でブースを回っていると、祭りの高揚感、セールのワクワク感、そして売り子(だいたい出版社の従業員さん)の巧みなトークに乗せられて、普段なら手を出さないような本をつい買ってしまうことが多々あります。楽しいんですよね。本は当然ながら読むのが楽しくて買うのですが、神保町BFは「本を買うこと自体も楽しい」。それには、お買い得価格であることも一役買っているのかもしれませんが、それ以上に、非日常の体験ができるイベントとしての雰囲気づくりに成功しているからだと思います。 ちなみに恐ろしいことに、神保町BFで本を買いすぎると、その後で書店に訪問したときにもまだ財布のひもが緩んだままだったりするんですよ……。でも仕方ありませんね。楽しいんだもん。本を買っても買わなくても楽しい、でもたくさん買うともっと楽しい(はず)、神保町BFに今年も多くの方がお越しになることを楽しみにしています。