リスタート

11月から新しい社員が加わりました。ちなみに2名入りました。
オフィスも活気づいているように感じます。
ベレ出版の出版方針で、3番目に掲げているのは
「世の中の流れをとらえ、「時代の半歩先」を見すえたテーマを発見します。」
というものです。
時代の半歩先、つまり「ちょっとだけ新しい」テーマを見つけるには、私たち自身が常にフレッシュな感性で、新しいものに敏感でいなくてはいけません。
ベテランにはベテランの良さがありますが、フレッシュさという面では若いメンバーへの期待があります。
新人は二人とも20代、社内に新風を吹き込んでくれるものと楽しみにしています。

私がベレ出版に入社したのはちょうど30歳のときでした。
今振り返るとフレッシュさはあまりなかったような気がしますが、ともあれ当時は「何も知らない」という強みがありました。
今では知識も経験も増えましたが、経験が邪魔をして判断が鈍ることもしばしばあります。
特に近頃は、出版業界は従来のビジネスモデルでは立ち行かなくなる、と指摘されることがよくあります。
これまでとは違う方法や、何か新しいことに取り組むことが求められているのですが、そんな状況下では、過去の成功体験に縛られるのは避けたいところです。

しかし、「忘れる」というのはとても難しいので、経験が邪魔をするシーンが増えたと感じたときには、「そもそも何も知らない人」をメンバーに加えてしまうのはかなり有効なのではないかと思います。
もちろん経験によって救われるシーンも多々ありますが、現状では自社にも出版業界的にも、もっと多くの「新しいチャレンジ」が求められるものと考えています。
新人たちの意欲に引っ張られて、私を含む既存の社員たちも一緒にチャレンジを続けるチームに成長していきます。
今月が、そんなベレ出版の新しいスタートになればと思います。