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  • 社長コラム

本とベレ出版の未来

ちょっと遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

年始ですので、抱負や年始の誓いを立てる時期です。
会社としては、毎年毎年の抱負や年間目標も大切ですが、
それよりも長期的視野でのビジョンがより重要です。
ここ数年、常にバタバタして、目先にとらわれていたという反省があります。
目先ではなく、少し先の未来を見据え、「○年後にはこうなりたい」というビジョン=将来像を明確にしようと思い、今いろいろ考えています。
出版業界的には暗い話題が多く、明るい未来がなかなか描きにくいのですが、
その中でも、ベレ出版として進むべき道、目指すべき姿をできるだけ具体的に考えて、社内にも共有したいと考えています。

業界的に暗い話題が多い、と書きましたが、もっとも気がかりなのは
書店さんが次々閉店し、本に触れる場が減っていることです。
そんな中、政府が書店への支援を検討しています。
読売新聞の世論調査によると、その支援について賛成の声が多いようです。

書店を国や自治体が支援することに「賛成」79%、書店の減少「不安」は63%…読売世論調査
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20241027-OYT1T50001/

多くの方が読書や書店の価値を評価していることが表れています。
一方で、「本や書店がなくなっても別に困らない」という方もいます。
価値観や趣味嗜好は人それぞれですから、本に興味を持たない人がいるのも自然なことです。
ただ、興味や関心がない理由が「過去に本に触れる機会がなかったから」だとすると……
もしも幼少期に本に親しむ機会があれば、その人も読書好きになっていたかもしれません。

私は、本は人生を豊かにすると思っています。
そして、読書に親しむ人が増えることは、社会全体にとっても有益だと思います。
出版業界の中でも、多様なプレイヤーがいて、利害関係もさまざまですが、
まずは「本に触れる機会を増やしていく」ということが共通の目的、共有すべき未来の姿だと思います。
書店や図書館も、どんどん進化・変化していき形が変わったりもしますが、
なんにせよ、本に囲まれた空間が身近にある未来をイメージして、
それを実現するためにベレ出版も微力ながら貢献したいと思います。

本年も、明るい未来を目指してがんばってまいります。
よろしくお願いいたします。

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