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タイのドラマに登場するタイ料理-その1

著者 難波江ティチャー

 タイのドラマを見たことがある方は少なくないと思います。恋愛や友達関係、家族、ホラー、コメディなど、いろいろなストーリーの中で、食事のシーンはよく出て来ると思います。ドラマの内容も楽しいですが、登場人物が何を食べているかも気になりませんか。今回はタイのドラマの中に登場する食事を見てみましょう!

 まず、タイ料理と言えば、何を思い出しますか。

 カレーやスープ類なら、トムヤムグン、グリーンカレー、マッサマンカレーなどでしょうか。サラダ類なら、ソムタム、ヤムウンゼンなどでしょうか。

 一品料理なら、パッタイ、カオマンガイ、カオパッ(ト)ガパオなどでしょうか。

 人気ドラマには、どんなタイ料理が登場するのか見てみましょう!

日本でも人気があるYドラマ「2gether」に出てくるタイ料理

 このドラマは大学生の恋愛ストーリーで、甘い言葉や友情の温かさ、主役の表情などが見どころです。特別なのは、社会からなかなか認められない男性同士の恋愛を表現しているところです。主人公はタイン(Tine)とサラワット(Sarawat)の2人です。

ドラマに興味がある人は、こちらから▼

 エピソード10では、一緒の生活が始まり、からかいあいながら、ご飯とスープを一緒に食べるシーンが出てきます。

 タイの食文化では、ご飯とおかずをいつも一緒に食べます。例えば、カレーだけではきつくてご飯と一緒に食べる、トムヤムグンスープも西洋料理と違ってご飯と一緒に食べます。

 このシーンに出てくるおかずは、「ไข่พะโล้[khày pha lóo]カイパ ロー」とご飯とスパゲッティに見えます。(はっきり映っていないため間違っていたらごめんなさい・・・!)

 「ไข่พะโล้[khày pha lóo]カイパ ロー」は豚の角煮と似ていて、辛くなく、甘みがあり、ご飯と相性が良いです。子供から大人まで人気があります。

カイパ ロー
▲ไข่พะโล้[khày pha lóo]カイパ ロー

 次に、エピソード8で、タイン(Tine)が仲の良い友達とサラワット(Sarawat)への本音の感情を明かすシーンが出てきます。

 登場人物が食べている食べ物は、「ขนมปังปิ้ง[kha-nǒm paŋ pîŋ]カノム パング ピン」に見えます。

 「ขนมปังปิ้ง[kha-nǒm paŋ pîŋ]カノム パング ピン」はトーストです。タイのカフェには飲み物の他にトーストのメニューもある店が多いです。バターを塗って、お砂糖をかけるのが定番です。また、トーストと生ミルクの専門店も人気です。

 最後に、エピソード4では、タイン(Tine)がサラワット(Sarawat)にお弁当を作ってあげました。このお弁当には「แกงเขียวหวาน[kɛɛŋ khǐaw wǎan]ゲェーン キィーアオ ワーン グリーンカレー」を入れていますね!もともとタイにはお弁当の文化はなく、お昼は屋台やレストランで外食することが多いです。また、持ち帰り用に、タッパやプラスチックバッグに入れて売ってあります。

タイドラマ
タイドラマ

 せっかくなので主人公を真似してグリーンカレーを作ってみましょう!

 作り方はいろいろありますが、日本で手に入れやすい食材を使って家でもできる簡単な作り方を紹介します。

▼グリーンカレー2人分のレシピ

【材料】
1.グリーンカレーペースト 大さじ1
 (もっと辛さが欲しい人は大さじ2~3)
2.ココナッツミルク 400ml
3.鶏肉モモ、ムネなど一口切 200グラムくらい
(お好きな部分をどうぞ。お肉はグリーンカレーには鶏肉が一般的ですが、牛肉も合いますよ)
4.茄子一口切 3個
ー調味料ー
5.ナムプラー(魚の醤油)大さじ1
(好みの塩辛さに調節して下さいね。)
6.ココナッツシュガー 大さじ1
(なければ砂糖を使ってください。好みの甘さに調節して下さいね)

【作り方】
1.缶の上部にある濃厚な部分のココナッツミルク1/3量を入れて火をつける。
2.ココナッツミルクの油がしっかり分離されたら、カレーペストを入れて香りがたつように炒める。
3.鶏肉を加えてちょっと炒めてから残りのココナッツミルクを入れる。
4.沸騰してから茄子としめじを加え、ナムプラーとココナッツシュガーを入れて調味する。

 作ってみてね。タイをより身近に感じると思います。

 料理が苦手という人には、インスタントグリーンカレーも市販で売っています。タイ米を買ってご飯にかけるだけなので簡単です。(日本米と一緒でも美味しいですが、タイ米の方がグリーンカレーに合います。)

 もっと、本格的に食べたい人は、皆さんの近くにあるタイレストランに行きましょう!(これは一番楽ですね。)

続く


記事を書いた人:難波江ティチャー
タイの大学では、経営学専攻日本語副専攻、タイ語講師になるためのタイ語教育学専攻、日本の大学院では、経営学マーケティング観光経営専攻。現在は母であり優しいタイ語の先生です。ベレ出版から著書『[音声DL付]みっちり学ぶ初級タイ語』好評発売中!

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