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  • 著者のコラム

もう一歩踏み込んだ英語を話す
黒川裕一

写真:もう一歩踏み込んだ英語を話す

  日増しに狭くなっていく世界の中で、誰もが越えたい言葉の壁。それを実現するには、3つの段階を経ることが必要です。 (1) 知り合い、あいさつを交わす段階。
(2) 相手のことをより深く知ったり、意見を交換する段階。
(3) 深い信頼が形成される段階。

 (1)の担い手は、"hello" "how are you" のような基本表現。中学校で英語を習えば誰もが到達できる地点です。(3)は「友情は国境を越える」「愛に国境はない」という、言葉に大きく依存することがもはやないほどの高み。(1)への入り口が広く開いているにもかかわらず(3)へはなかなか辿り着けないわけですから、語学学習における「挫折」の多くは(2)の段階をうまく通り抜けられないことに起因しているのではないでしょうか?

 逆に言えば、(2)の段階をうまく通り抜けられさえすれば、言葉の壁を越えるのに大きく前進することになるわけです。そこで本書は、ここに一点集中。最大のポイントは、「ここを通過するには語学力だけでは十分ではない」ということ。なぜなら、知らないことは言えないし、聞いても簡単には分からないからです。そこで、語彙や例文という英語面のコンテンツに加え、スポーツやアートから国際情勢に至るまで幅広い基礎知識が身につくよう、1トピックあたり原稿用紙2枚程度の概略がまとめてあります。「オリンピックにはどのような歴史があるのか?」「ヒップホップって何?」「日本と世界の犯罪の現状は?」など、ちょっとした「ネタ帳」として使えるよう工夫を凝らしました。

 本書を一助として読者の皆様が言葉の壁を乗り越え、ひいては文化の壁や心の壁をも乗り越えていかれることを心から祈念しています。

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