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  • 著者のコラム

語りかける中学数学
高橋一雄

写真:語りかける中学数学

分数計算はできますか?
    小数の割り算は・・・

文字を数字のようにあつかえますか?
    頭の中の思考過程を式で表せますか?

覚えなくてはいけないことと、
    理解しなければいけないこと
        の区別がついていますか?

 数学は独りで学習するにはつらい教科です。しかし、さまざまな理由から独りで勉強しなければならない方も多くいらっしゃると思います。そこで今回、そのような、数学の勉強に悩んでいるすべての方々に向けて、この『語りかける中学数学』を書かせていただきました。

 独りで勉強していて“なぜ自分の答えが、考え方が間違っているか”を知りたくなることはありませんか? しかし、参考書などには、正解だけが書かれ、間違った解答などは当然のことながら示されてはいません。そこでこの本は、多くの方が勘違いされる問題に関しては、誤答の例を示すことで、「なぜ自分が間違えてしまったのか?」について考え、より理解を深めていただきたいという方向で話を展開しています。

 私は、「数学の基本は中学数学にある」と考えています。中学で初めて文字と出会い、文字を数字の感覚であつかう。ゆえに、中学数学は抽象的思考構築の大変重要な段階ととらえています。それゆえ、ひたすら式の羅列をするのではなく、できる限り、さまざまな角度から言葉で解説するよう心がけました。
 また、この本を読むことで、数学は暗記物ではないのだ! と感じていただけるはずです。当然、覚えてもらわなければいけないことはたくさんあります。だからこそ、覚えることと、理解しなければならないことをハッキリと示している点も、この本の大きな特徴の一つと言えるかもしれません。

 またこの本は、一見参考書のようですが、実は、中身は読み物的で、つい「クスッ」としてしまうこともしばしば(?)あると思います。読み始めたら“あっ!”という間に768ページをめくってしまうかもしれません?! 今までになかったタイプの本ですのでぜひ多くの人に手にとっていただきたいと思います。

 ここで、この原稿を読まれた方々の代表的な言葉を引用させていただきます。
  ・ この本の中には誰かがいて、中から話しかけてくるんですね!
・ 数学を正面から数字でわからせるのではなく、下のほうから細かく噛み砕いて言葉で納得させてくれる本。
・ 中学時代に出会っていれば数学嫌いにはならなかった・・・
 
最後に、今は亡き恩師、初代教員養成カリキュラム開発研究センター長・東京学芸大学教授、高城忠先生より、生前いただいたこの本に対する推薦のお言葉で結びたいと思います。
『 読 め ば わ か る ! 』
 この本が、独りで悩まれている方々のお役に立てることを祈っております。

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