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フランス語で手帳をつけてみる
高橋美佐

写真:フランス語で手帳をつけてみる

「縁」という言葉があります。
世の中にこれだけたくさんの人がいて、ものがあって、できごとが起こり、そのなかで自分と「縁」のあるものだけがなぜか、その人の生活にかかわってきます。
私たちは「ぜったい、かならず、この本を買うぞ!」と思って本屋さんに行くでしょうか。
たぶん、違います。なんとなく、仕事帰りに書店に寄って「これ、よさそう。」と思った本を買うでしょう。
だったら、その本とあなたに「ご縁」があるのです。

「隅々までよく見たわけじゃないんだけど、なんか、よかった。」というものを、私たちは選びます。
今回の「フランス語で手帳をつけてみる」は、そんなふうにして買っていただきたい本です。そんなふうにして買ってくださる、私と「ご縁」のある読者のみなさまのお顔を想像しながら書いたんです。

私には、大学の入学式の日、たまたま、教室で初めて座った席のとなりにいた人と、せっかくだからと帰りに一緒に喫茶店にゆき、「へ〜、九州のご出身なんですか。私は東京で、自宅から通ってます。」という会話をし、それ以来ずっと友情が続いている相手がいます。

こんな感じです。

「べつに、フランス語をすご〜〜くやりたい!って思ってたわけじゃないんだけど。」なんとなく、本屋に行って手にとってみたらわりと面白くって・・・パラパラ読んだだけなんだけど、気になるフレースがいくつかあって・・・繰り返し読んでるうちに、それだけは覚えちゃった・・・・

という、あなたの声を期待しているんです。
そうこうしているうちに、フランス語にほんとにめざめて、がんがん勉強する気が起きてきた! なんて、そこまで行かなくっていいんです。あなたにそこまで頑張ってほしい、と願うのは、それは、著者のエゴというものです。
そんなことより、ご縁を大切にいたしませんか。
きっと、この本の300ページの中に、なぜだかあなたの心に妙にひっかかる、フランス語のひとことがあるはずです。
あなたの生き方と「ご縁」のある、フランス語が。

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