2019.05.14 社長コラム ベレ・ルール 社内の人を肩書きで呼ばない 多くの会社で、その会社ならではのルールがあると思います。ベレ出版にも、独特のルールや習慣がいろいろあります。そういったベレ出版ならではの「ベレ・ルール」をこのコーナーでたまに紹介していくつもりです。 今回紹介するベレ・ルールは、「社内の人を肩書きで呼ばない」というものです。 ベレ出版では、部下が上司に声をかけるときでも「部長」「課長」とは呼びません。コバヤシ部長は「コバヤシさん」、ナガセ課長は「ナガセさん」という感じです。 これは、社長であっても例外ではありません。先代の社長自身が言い出したことなので、それも当然です。つまり、私、内田真介を呼ぶときには「社長」ではなくて「内田さん」……と呼びそうなところですが、そうではありません。 ベレ出版は私の父が創業した会社ですが、父は現在も元気に相談役として出社しています。この、オリジナルの「内田さん」が既にいるため仕方ないので、私は下の名前で「真介さん」です。年上の社員からは「真介くん」とかあるいは「真ちゃん」と呼ばれたりもします。ちなみに、母も経理担当で出社しているのですが、やはり下の名前で呼ばれています。 「社長なのに“ちゃん付け”で呼ばれるの?」とたまに驚かれるのですが、個人的には特に違和感なく当たり前のものとして受け入れています。むしろ社外の人から「社長」と呼ばれたときにいつもなんだかしっくりきません。 社長になるときに「これから何て呼べばいいの?」と聞かれたのですが「今さら“社長”とか呼ばないでね」とお願いして、それまでの呼び方のままにしてもらいました。社内の雰囲気づくりにも一役買っている、実はかなり大切なルールだと思っています。 あとは、果たして何歳まで「真ちゃん」で通せるのか、ということだけが気がかりです。