2019.07.09 社長コラム 夏休みの自由研究 間もなく学生さんは、夏休みに入る時期になりました。夏休みといえば、海、山、宿題、ということで、休みの終わりに、終わらない宿題に頭を抱えた思い出を持つ方も多いのではないでしょうか。 個人的には、自由研究がちょっと苦手で、いつもテーマを決められず、苦戦していた記憶があります。「なんでもいい」と言われても、何をしていいのやら。いっそ、やることを指定してくれ!と思っていました。 しかし、今になってみると、自分の好きなテーマを自由気ままに研究してよい、やりたい放題、調べたいことを調べて、うまくいけば褒めてもらえる!というのは、なんとも贅沢な話だと思います。 多くの人は、勉強をあまり楽しいものとは認識していないと思います。それは、何を学ぶかを自分で選べず、興味のないことを学ばされた、と感じることも原因の一つだと思います。 読書感想文でも、自分で選んだわけではない「課題図書」で好き嫌いにかかわらず、感想を書かされる、という仕組みが読書嫌いを生んでいるのではないか、という意見があったりもします。でも、「自分で知りたいことを自由に学ぶ」のであれば、勉強は間違いなく楽しいことだと思います。 ベレ出版の本を読んでくださる方は、仕事に役立てるなど、実用的な目的で勉強されている方も多くいらっしゃいますが、自分の興味・関心から「知りたい」「学びたい」と感じて、知的好奇心を満たすために勉強されている方もたくさんいます。 いただいた読者カードで感想などを読んでいると、大変熱心に勉強されていることに感銘を受けるとともに、「知りたいことを自由に学ぶ」ことの楽しさを満喫している点でうらやましくもなります。 学ぶことを楽しんでいる方を見ていると、こちらも刺激を受けて「ちょっと何か、勉強してみようかな」という気持ちになります。 この夏は、自由研究ではありませんが、自分なりにテーマを探して何か勉強を始めてみようか、と思います。