2019.11.12 社長コラム One for all! All for one! ラグビーW杯が、日本代表の活躍もあって大盛り上がりで、ラグビー好きの私としては嬉しい限りです。日本代表のスローガン「ONE TEAM」が話題ですが個人的には、ラグビーのスローガンといえば「One for all, All for one」を思い浮かべます。 「一人はみんなのために、みんなは一人のために」と訳されることが多いようですが、「一人はみんなのために、みんなは“一つの目的”のために」と解釈する方もいるようです。 ラグビーに限らず、チームスポーツではさまざまな選手の個性が混ざり合ってチームを作ります。ひとりひとりが、自分にしかできない役割を果たすことでチームのミッションが達成できる、というわけです。「One for all〜」というスローガンのほうが、この「選手一人一人の個性やがんばり」みたいなものがよく表現されている感じがするので好きです。 “とんがった個性”という言い方がありますが、目立った個性があるということは、見方によっては明確な弱点があるということでもあります。大きな選手は小回りが利きませんし、小さい選手は高さやパワーで不利になります。 しかし、弱点に着目するのではなく、各々の長所に光を当てある人の弱点を別の誰かの長所で補い合って一つのチームにするのがチームスポーツのおもしろさです。 よく言われることですが、経営も同様のおもしろさがあります。特に中小企業の場合、限られた人数でがんばっているので少々の欠点をいちいち気にしている場合ではありません。今いる社員の長所をどうやって最大限に発揮させるかが重要です。 ベレ出版も少々(とても?)とんがった、個性派揃いですがこれをどうバランスのよいチームにするかを日々考えています。人数が少ない分、ひとりひとりのがんばりが、結果に直結するのもラグビーと似ているかも? 個性派社員の“とんがり”を取って丸くするのではなく、角(長所)をどんどん伸ばして、個性を発揮してもらい、チームとしての成果に繋げるのが経営者の仕事です。 簡単ではありませんが、やりがいのある仕事だと思っています。