2019.12.10 社長コラム 「リカレント教育ブームよ、続け!」 勉強が得意な子どもはたくさんいると思いますが、「ボクは勉強が大好きだ!」と言っている子どもにはあまり会ったことがありません。宿題、テストや受験勉強など、目的があればともかく、自分からすすんで勉強する子はそう多くはないでしょう。 ここ最近、「リカレント教育」という言葉で、大人の「学びなおし」を推進しようという動きがあります。大人向けの学習書も増えているように感じます。 大人が「勉強しよう」と思うに至る動機はさまざまです。仕事に必要な知識を身に付けるため、会社の昇進のため、資格を取るため、あるいは子どもに教えるため、など、明確な目的があって勉強している人も多いかと思います。一方で、単純に「勉強が楽しい」という理由だけで勉強をしている人もかなり多いようです。 特に、読者から弊社に届くハガキを読んでいると、熱心に勉強される高齢の方が多いことに驚かされます。知識欲や勉強欲は、他の欲望とは違って、歳を重ねても減退しないのかも?という気がします。 大人になって初めて、子ども時代には知らなかった「学ぶ楽しさ」がわかってくるのかもしれません。実際、知らないことを知ると嬉しく感じますし、わからなかったことが理解できるようになるのはスッキリ快感でもあります。 「学びたい人がいつでも学べる世の中の実現」がベレ出版のミッションです。これから社会が成熟していく中では、お金に換えられない「充実した人生」のためには、やっぱり学びは大切なのではないか、と思います。 「学びなおし」の本が増えると、ライバルが増えて実は会社としては大変でもあるのですが、学ぶ側の皆さんにとっては選択肢が増えるのはとてもいいことですね。 「大人が勉強する」リカレント教育がブームで終わらず、益々発展することを期待したいと思います。