2022.04.12 社長コラム WAになって話そう ベレ出版は、ビルの2階ワンフロアをオフィスとして借りていますが、3階の1室も、会議室として借りています。長テーブルとイスがある”いかにも”な会議室です。月に2回ある全体会議は、普段は3階の会議室でするのですが、換気の良さや、社員間のディスタンスの取りやすさを考慮して最近は2階にある「ラウンジ」で行なっています。ラウンジは、ソファや丸テーブル、ドリンクカウンターがあり、社内のちょっとした打合せや休憩などで利用している場所です。 3階だと、ふだんの執務スペースから隔絶しているので集中して議論できるはず、と思っているのですが、なかなかどうして、ラウンジでやる会議の方が議論が活発になっている気がします。その理由の一つは、「車座になって話すこと」かもしれません。会議室でも、ロの字型(四角形)にテーブルを並べ、社員が向き合って会議してはいるんです。でも、隣の人との距離感なのか、顔の見え方なのか、四角形と円形では、なんとなく気分が違うようです。 以前、とある書店関係の座談会で、パネリストも聴衆も全員が車座になるというユニークな会があったらしいのですが、参加者の方から「車座になって議論するのはすごくいいよ!」と熱心に勧めていただいたのを思い出しました。たしかに、一体感が出るんですよねぇ。会議室向きの、カチッとした会議もあると思っていますが、社員の一体感を大事にしたい全体会議については、アフターコロナでも、車座スタイルが良さそうな気がしています。 ちなみに、そのユニークな会議の様子は本になっています。『本屋がなくなったら、困るじゃないか 11時間ぐびぐび会議』という西日本新聞社さんの本です。残念ながら品薄です……。