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  • 著者のコラム

英語でセルフケア:心も頭も整える英語活用術 #2

著者 SAKURACO

Hello folks! 3月の連載を担当させていただきますSAKURACOです🌿
前回の記事では、英語を学習することの意外な効用として「自分の中に新しい思考回路が生まれたり、今までなかった物の見方ができるようになる」、そして、それを練習するために英語でジャーナルをつけることがオススメだよ、というお話をしました。

今回の記事では例文を使いながら、英語のジャーナルは何を書けばいいの?どうやって「ただの日記」から「思考を整えるジャーナル」にステップアップしていくの?というコツをお伝えしていきます!

そもそも何を書けば良いの?

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ジャーナルは自分のために書くものなので、どんな事を書いても良い。でも選択肢が無限大にあるからこそ、何を書いたら良いか決めあぐねてしまいますよね。

そこでまずは一番シンプルな方法、「今日起きた出来事を書く」という日記式のやり方(日記とジャーナルの違いは前回の記事で触れているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!)。

例えばこんな感じです。

My friend gave me a gift. It made me happy.
(友達がプレゼントをくれた。嬉しかった。)

でもこんなエントリーばかりが続くと、毎日同じようなことばかり書いていることに飽きてしまい、結局三日坊主になってしまう…😐 これって〈日記あるある〉だと思うんですよね。

これを抜け出す方法…、実は意外と簡単なんです。

Why?を自分に投げかけてみる

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Photo by Patrick Perkins on Unsplash

ギフトを貰って嬉しかった、と感じたのなら、なぜそれを嬉しいと思ったのか。 “Why”を使って自分にツッコミを入れてみるイメージです。

例えば “My friend gave me a gift. It made me happy.”に対して “Why?“を投げかけてみると、こんな感じに書き足せるかもしれません。

My friend gave me a gift. It made me happy.
(友達がプレゼントをくれた。嬉しかった。)

Why?

Because it means he took his time to show me that he cares about me.
(なぜなら、彼が私のことを大切に思っていることを示すために、時間を割いてくれたということだから。)

こうして書いてみると、「ギフトを貰ったから嬉しかった」のではなくて、「相手が自分のことを考えてくれていた=大切にされていると感じて嬉しかった」など、もう少し深層にある感情の理由に気づけますよね。こうして自分がどういう出来事に対してどんな感情を抱いて、なぜそういう気持ちになったのか、という結果と原因を整理して言語化していくと、英語を話す時にとても楽になると思います。

なぜかというと、英語はとことんローコンテクストな言語だから。

Why を探ると英語力がアップする

日本語はハイコンテクストな言語なので、主語を省いたり、単語1個だけで会話が成り立つことがあるじゃないですか。

例えば「今日1日眠くてヤバかった。」と言えば「今日1日、(私は)眠くて(仕事などがはかどらずに、もしくは居眠りをしそうになり)ヤバかった」などというニュアンスが伝わりますよね。

一方英語で伝えるならば 、“I was so sleepy all day and it was really hard to focus on my work.”とか “I was so sleepy all day and I almost fell asleep at work.”のように、「今日眠すぎた(原因)」ゆえに「居眠りをしそうになった(結果)」を、具体的に(いちいち)ことばにしなきゃいけない。

しかし私たち日本語話者は、それをしなくても通じる言語で日々コミュニケーションを取っているがゆえに、具体的な情報をすぐに言語化するトレーニングが足りず、とっさに英語で話さなければいけなくなった時に、「Xが起きた。Yと感じた。」という簡潔で(時には稚拙だと感じる)文章に落ち着いてしまう、というか、落ち着かざるを得ない、ということがあると思うんです。

なのでぜひ日々の出来事と自分が感じたことに対して、 “Why” を投げかけながら、自分の中で情報を発掘し、整理して、ことばにする練習をしてみてください。

突出した出来事がなかったな…と思った場合

とはいえ、「今日起きた出来事を書いてみて!」といきなり言われても、「うーん、朝起きて、普通に会社に行って仕事して、帰ってきてテレビを観て…なーんか別にジャーナルに書くほどの事が無い気がする…」と思っちゃう日もあると思います。

そんな時は、ぜひぜひ次のリストを入り口に1日を振り返ってみてください。

Today, what made you go…. 
(今日あなたがこんな感じになった出来事は…?)

  • Ooh! 😳(= intrigued, interested etc)
     おおっ!(=興味津々、興味津々など)
  • Aha!🤩 (=realization, learning, discovery etc)
     ああっ!なるほど!(=実現、学習、発見など)
  • Aww! 🥺(=love, gratitude, care etc)
     あーーん(=愛、感謝、気遣いなど)
  • Oh wow!😲(=enlightened, surprised etc)
     すご!(=驚いた、感心したなど)
  • Yay! 🥳(=joy, excitement, proud etc)
     イエーイ! (=喜び、興奮、誇りなど)
  • Oh shoot. 😱(=scared, surprised, anxious, powerless etc)
     やばいなー。(=怖い、驚いた、不安、無力感など)
  • What the heck? (=confused, scared, annoyed, hurt etc)
     はあ?!😠(=戸惑う、怖がる、困る、傷つくなど)
  • Ugh. (=frustrated, annoyed, energy being drained etc)
     うわー。😩(=イライラする、腹立たしい、エネルギーを消耗するなど)
  • Dang... (=disappointed, lonely, sad, guilty etc)
     ざんねん…😢(=失望、孤独、悲しみ、罪悪感など)

こんな感じの、日常ですぐに使える感情の表現は、ベレ出版より好評発売中の拙著【SAKURACO's こなれ英語LESSON】にもたくさん掲載していますので、ぜひチェックしてみてくださいね✨

次回の記事では、自分の気持ちや出来事を表現豊かに英語で書き表すコツをお伝えしていきます✏️

全部の文章が ”I” (私)で始まりがちで悩んでいる…という方には、特にお役立ていただける内容になる予定です!ぜひお楽しみに〜🤗🌿✨

(次回以降の記事はこちら)
#3 https://www.beret.co.jp/column/8491
#4(最終回) https://www.beret.co.jp/column/8542

この記事を書いた人:SAKURACO
NYでデザインを学ぶため19歳で単身渡米。一度帰国するも、国際結婚を機に2014年よりアメリカ西海岸へ移住。
語学力を活かして大手オンライン英会話にて累計100名以上のレッスンを担当する。現在はフリーランスで、洋書を教材にした英語ワークショップの開催や学習教材のデザイン、SNS・ブログ・ポッドキャスト・YouTube などのコンテンツを通して、英語学習についての情報を発信中。ライフスタイル系コンテンツの作成やイラスト作品も手がけ、自身のアート作品を販売するショップも立ち上げている。EPT® 英語発音テスト満点保持。
【SNS】
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