2023.04.24 社長コラム 制約あってこそ 前回お伝えしました通り、本コラムはメールマガジンで連載していましたが、公式サイト上に引っ越してきました。引っ越すにあたって何かを変えるつもりはないのですが、一つだけ変わりそうなことがあります。 おそらく、これまでよりも文字数が増えます。 これまでは、メールマガジンを読み切ってもらうためには長すぎないほうがいいだろうということで、600〜800文字程度という制限の中で書いてきました。私は自慢ではありませんが話も文章もどんどん長くしてしまう質で、コラムを執筆する際には毎回、字数を削ることに苦心してきました。これからはメールマガジンの他コンテンツに迷惑をかけることもありませんので、多少長くなってもいいだろう!! と宣言するつもりだったのですが、よくよく考えて、ちょっと違うかな、と思ってきました。文章を書く以上は何かしら伝えたいことがあるわけですが、伝えたい思いばかりが先に立って、読みやすさを意識しない文章になってしまうことが多々あります。冗長な文章は読んでいて辛いものがありますよねぇ。その点、文字数の制約があると余分な箇所を削ぎ落そうとするので、文章を推敲するいい機会になっていたように思います。 少し話は変わりますが、ベレ出版の本は分厚くなりがち、ということを以前、このコラムで書きました。https://www.beret.co.jp/column/6227その中で、ページ数が予定を超過した際に「読者にとって有益であれば絶対にページを削らない」という弊社の方針を紹介しました。この方針は「読者にとって有益であれば」という前提が大切で、冗長であれば、ときにはページを削ることを否定するものではありません。紙の本の場合は、分厚さが本の重さや開きやすさに影響しますし、価格にも反映されますので、「どの程度の文章量(ページ数)が適正か」は当然ながら、慎重に検討されます。このコラムはウェブ連載で、かつ無料ですので、長くなっても問題ないとも言えるのですが、読みやすさを意識すると、やはり一定の制約があった方がいいだろう、と思い直しました。 ということで、今後の当コラムは1000文字程度に収めるように書いていきたいと思います。ちゃっかり200文字、制限を拡大したことが果たして吉と出るか、凶と出るか……。乞うご期待?ということで。