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「旅」と「昆虫標本作り」

『地球、この複雑なる惑星に暮らすこと』(養老孟司・ヤマザキマリ/文藝春秋)を読んで、ヤマザキマリさんがとても虫に詳しいということを初めて知りました。『テルマエ・ロマエ』以外に今まで読んだことのない作家さんだったのですが、その深い虫の知識と小気味よい語り口に興味が沸いて、続けて『ヴィオラ母さん』『国境のない生き方』『イタリア家族』と読みました。中学生でヨーロッパ一人旅、高校でイタリア留学…お母様の影響が大きいとのことですが、なんとダイナミックで潔い選択でしょう!!

ここ数年、縮こまった生活を余儀なくされてきましたが、興味の向くままに行先を決めてポンと飛び出す自由…そんな忘れかけていた感覚が沸々とよみがえってくる気がしました。そして今、私の心の声はただ1つ、「マスクを外しリュック1つ背負って海外を旅するぞーー!!!」です。 ちなみに養老孟司さんが昆虫標本作りについてお話されている箇所もあるのですが、美しい昆虫標本を作るために、手作業で油を外す?お湯で虫をやわらかくする?? これもまた、まったく知らない世界で新鮮。そこで「昆虫標本の作り方」についてもしばらくあれこれ検索してみたのですが、んーー、たくさんの関連写真を見ていたら、昆虫標本作りについてはなんだかお腹一杯になっちゃったかも…。

シンタニ

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