はじめて読む 数学の歴史 目次 |
第I部 古代の数学 |
1 古代オリエントの数学 数と四則計算 算術の問題 アハの問題 セケドの問題 正方形の対角線の長さ 円の面積 古代オリエント数学の特徴 |
2 タレスとピュタゴラス学派 神話から理性へ 自然哲学の2つの伝統 原理からの導出 背理法の発明 ピュタゴラス学派の四科 協和音程の数比の発見 ピュタゴラス音階 ピュタゴラスの定理 ピュタゴラス学派の徽章 無理量の発見 |
3 プラトンの数学論 イデア論の誕生――『パイドン』 イデア論の完成――『国家』 プラトン主義的数学観 プラトンの立体 ギリシアの3大難問 |
4 論証数学の成立 ギリシア初期の証明概念 ユークリッドの『原論』 定義・公準・公理 平面幾何学 幾何学的代数 比例論とその応用 |
5 数論とその発展 ピュタゴラス学派の数論 ユークリッド『原論』第7〜9巻 ニコマコスの数論 ディオファントスの『数論』――省略的代数 |
6 ヘレニズム時代の数学 エウドクソスの取り尽し法 アルキメデスによる円の求積 円周率の計算 アルキメデスの求積法 重心の研究 アポロニオスの円錐曲線論 |
7 ギリシアの三角法 太陽と月の大きさ 地球の大きさ メネラオスの定理 プトレマイオスの「弦の表」 トレミーの定理 |
8 ギリシア数学の終焉 ヘロンの公式とヘロン3角形 パッポスの『数学集成』 平均の図示 アルベーロスの問題 準正多面体 分析と総合 パッポスの諸定理 |
第II部 中世の数学 |
1 インドの数学 祭壇の数学 ゼロの発見 アールヤバタの数学 ブラフマグプタの数学 バースカラの数学 |
2 アラビアの数学 アラビアの算術 アラビアの代数学 アラビアの三角法 アラビアの幾何学 アラビアの数論 |
3 中国の数学 劉徽と『九章算術』 「算経十書」の成立 朱世傑と程大位 |
4 日本の数学 中国数学の輸入と算盤の伝来 割算天下一と号した毛利重能 『塵劫記』と遺題継承 関孝和と関流和算 算額奉納 |
5 中世ヨーロッパの数学 フィボナッチの『算盤の書』 アリストテレスの運動論 フィロポノスの運動論 インペトゥス理論 質の量化とグラフ表示 |
第III部 近代の数学 |
1 記号代数学の成立 3次、4次方程式の解法 代数記号の発明 ヴィエタの記号代数 |
2 近代力学の形成 初期のガリレオ運動論 アルキメデスに学ぶ 下降のモメント 第2落下法則――時間2乗法則の発見 第2落下法則――速度・時間比例法則の発見 第1落下法則の発見 |
3 確率論の始まり カルダノとガリレオ ド・メレの疑問 2人の賭博者の分配問題(その1) 2人の賭博者の分配問題(その2) 2人の賭博者の分配問題(その3) フェルマーの解法 3人の賭博者の分配問題 パスカルによる数学的帰納法の発見 |
4 解析幾何学の誕生 デカルトの『規則論』 「同次元の法則」からの脱却 代数的演算と幾何学的作図 デカルトの記号法 デカルトの解析幾何学 フェルマーの解析幾何学 デカルトとフェルマーの比較 |
5 接線問題と求積問題 デカルトの接線法 フェルマーの接線法 デカルトの新しい接線法 ケプラーの求積法 カヴァリエリの不可分法 パスカルの求積法 |
6 無限の算術化 巾数の求和法 円の求積問題 |
7 接線法と求積法の統一への途 基本定理への運動学的アプローチ 基本定理への幾何学的アプローチ |
8 微積分法の発見 ニュートンによる一般2項定理の発見 ニュートンの接線法 ニュートンにおける流率概念の登場 ニュートンの1666年10月論文 ライプニッツの変換定理 ライプニッツの「求積解析第2部」 ライプニッツにおける微分と積分の統一的把握 |
事項索引 |
人名索引 |
参考文献 |