『はじめての地学・天文学史』 目次 |
序章 地学事始め |
1 地球の大きさから |
地球の大きさ |
地球の形 |
地球の重さ |
月の大きさ |
太陽の大きさ |
2 地球はどれだけ古いのか |
天地創造神話と信仰 |
近代科学の誕生と地球の歴史 |
ダーウィンと物理学との相克 |
放射性元素の発見と放射年代測定法 |
地球の年齢は45億年 |
3 地震の理解はどのように進んだか |
神の怒りか自然現象か |
近代科学の誕生と地震の原因 |
多様な現象の研究 |
近代的な地震観測とその成果 |
断層運動原因説の確立 |
災害の軽減を目指して |
第T章 近代以前(〜17世紀) |
1 概説 |
2 地学 地球論の発生と展開 |
アグリコラが地球論の原型を作る |
機械論的な地球論の典型、デカルトの地球論 |
デカルトの批判者、ガッサンディ |
ジオコスモスとは何か──キルヒャーの地下世界論 |
ステノが地球史の時代区分を行う |
ステノは大地の事物をどのように研究していたのか |
ライプニッツの原始地球論 |
【コラム】 地球内部の表現方法 |
3 天文学 天動説から地動説へ |
太陽と月の運動 |
恒星と惑星の運動 |
同心天球説 |
アリストテレスの体系 |
導円・周転円・エカントの理論 |
導円・周転円・エカント説に基づく宇宙体系 |
プトレマイオスの地動説批判 |
コペルニクスの地動説 |
コペルニクス説の問題点 |
コペルニクス理論の読み替え |
ケプラーの理論 |
ガリレオと地動説 |
ニュートンの理論 |
第U章 近代(18世紀〜19世紀) |
1 概説 |
宇宙へのまなざし |
地球へのまなざし |
地質学の理論 |
いろいろな制度 |
地質学の歴史の変更 |
地質学の歴史のあらまし |
天と地へのまなざし |
2 地学 地質学の勃興 |
近代地質学が芽吹き始める |
自然史と鉱山学 |
ヴェルナーの水成説 |
ハットンの火成説 |
水成説─火成説論争 |
地質学の確立 |
ウィリアム・スミス |
古生物学の始まり |
いろいろな制度の確立 |
日本の地質学研究 |
地質時代名がそろう |
地質時代名をめぐって |
変移か激変か |
ライエルの斉一説 |
氷河期論争 |
恐竜化石の発見とその復元 |
復元図の歴史 |
存在の連鎖 |
進化論と『地質学原理』 |
地球の冷却収縮説 |
地向斜説 |
アイソスタシー |
3 天文学 近代天文学の展開 |
18・19世紀の天文学 |
望遠鏡の発展 |
観測天文学の誕生 |
光行差と年周視差 |
天体力学の誕生 |
新たな惑星と小惑星の発見 |
恒星の天文学 |
第V章 現代(20世紀) |
1 概説 |
新しい重力の理論──一般相対論 |
新しい物質の理論 |
星はなぜ燃えている |
星の一生、元素の起源 |
ビッグバン理論と素粒子物理学 |
惑星の形成 |
月の形成 |
地球に関する物理学的知識 |
大陸移動説、海底拡大説、そしてプレートテクトニクス |
大陸の形成 |
プレートテクトニクスの問題 |
気象現象とカオス |
2 地学 大陸移動説からプレートテクトニクスへ |
ヴェーゲナーの生涯 |
ヴェーゲナーの大陸移動説 |
海洋底拡大説の登場 |
プレートテクトニクス革命 |
プレート以後 |
【コラム】 地球化学とは |
システムとしての地球 |
海洋の探索 |
海洋大循環モデルの作成 |
エルニーニョからエンソへ |
大気海洋結合モデルと地球温暖化 |
ミランコヴィッチ・サイクル |
スノーボール・アース |
ガイア |
3 天文学 宇宙は膨張していた |
空間の膨張とは |
距離の測定 |
銀河論争 |
一般相対論とアインシュタインの宇宙 |
ハッブルの法則 |
ビッグバン |
宇宙背景放射 |
宇宙の年齢 |
銀河はいつつくられたか |
ビッグバン以前の宇宙 |
元素の合成──星は元素の溶鉱炉 |
星はなぜ燃えている |
放射能 |
星は何からできている |
原子核の構成 |
質量不足 |
陽子はどのようにして結合するのか |
元素はどこでできる |
赤色巨星の理論 |
炭素をつくる |
超新星 |
元素合成 |
ビッグバンでの元素合成(原始元素合成) |
無からの発生 |
事項索引 |
人名索引 |