はしがき
序 章 日本語力は接続詞から
0−1:日常の穏やかな失言から 〜大臣に学べない失言と立論〜
12 論拠を主張としない 13
0−2:反論という姿勢 〜「女性は産む機械」発言についての反論〜
16 「女性は産む機械」なる発言 16
0−3:論証の基本的な構造
17 まずは結論を決める 17 基本的な論証の構造 18
0−4:文章の論理・接続の論理〜接続詞から文章を捉える〜
20 論証構造を考える第一歩──接続詞 20 順接続・逆接続・補助接続 20 順接続の種類 21 順接続のイメージ 21 逆接続の種類 24 逆接続のイメージ 24 補助接続の種類 25 補助接続のイメージ 25 接続感覚を磨くためのトレーニング 27
0−5:構造に先立って 33
0−6:論証構造の「形」とパターン 〜文章の論理は「対称」と「繰り返し」の性質を持つ〜
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第1章 論証T・「作文」を卒業する
1−1:論証とは何か?
44 「論証」とは議論するすべての人たちのルール 44 「論証」の基礎:論拠 45
1−2:構造から作文を考えてみる
57 小論文や議論の大まかな骨組みを考える 57 コラム 議論の流れを大まかに描いてみる 62
1−3:論証にはスタイルがある
65 論証のスタイルを整理してみる 65 正しい論証のスタイル 66 正しくない論証のスタイル 68 演習問題
1 72 演習問題 2 75 コラム 絆創膏的表現集〜曖昧な思考は曖昧な表現を好む〜 81
第2章 論証U・仕組みを考えてみる
2−1:論証を意識する(基本構造編)
86 議論は論証と主張──中心主張を確認する 86
2−2:結論を支える部品A:論拠の説明 91 「論拠説明」とは? 91
2−3:結論を支える部品B:解説の効果
95 頻出用語の確認 95 解説とは 96 「解説の効果」とは 96 論証における「敷衍」の機能 98 意外と機能的な「すなわち」と「つまり」 99
出番の多い「例示」 102 例示の基本 103 例示の限界 105 例示の効果的使用法 105 例示のイメージトレーニング 106 確認問題 107 例示は解説か 109 コラム 「すなわち」の応用 110
2−4:積み木の論証
112 一次論証 112 二次論証 112 基本型の組み合わせ 115 論証の階層 119 論証階層の4種のフォーマット 120 演習問題
1 128 演習問題 2 139 演習問題 3 145 演習問題 4 153 演習問題
5 155 演習問題 6 157
第3章 論証V・批判と反論
3−1:「批判」は喧嘩であってはならない
160 添削はやったほうが得か 160 自分を添削する 161 批判の精神で自己添削 162 批判の精神とは? 162
批判とは? 163 課題立論に対する批判 168 批判のポイント 169 批判のイメージをする 170 批判は自分のために 170
3−2:異論と反論 175 演習問題 1 179 演習問題
2 181 演習問題 3 183 演習問題 4 185 演習問題 5 187
第4章 技術T・高度な論証
4−1:演繹と帰納を使う 190 演繹を知る 190 帰納の基本理解 194
4−2:説得術としての論証(技術と形式)
198 説肢消去法 198 コラム 因果関係の語謬 204
第5章 技術U・知恵を絞る
5−1:発想法から学ぶ議論
208 立論を組み立てるための発想を鍛える技法集 208 @:反論の構造と構想 208 A:「当然」を疑う再定義 211
B:定義の上に定義を塗る 212 C:何とでも言えるための「止揚」 213 D:概念を決めるとは?「概念規定」 214 コラム 造語が新しい概念を創り、意味をも規定する 217
5−2:便利な論法について
218 定義の論法と仮定からの論法 218 演習問題 221
5−3:何も書けそうにない時は
224 対象の解体と再構築 224 コラム 起承転結は馴染まない 232 [総合演習問題] 総合演習問題
1 235 総合演習問題 2 237 総合演習問題 3 239 総合演習問題
4 243 総合演習問題 5 245
おわりに 249
使用文献・参考文献 251
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